ゲーム障害の話題に寄せて:業界の自主規制ってガチャとか守らんよね
昨日、トレンドに「ゲーム障害」が乗ってたんで、それについてブログを書いた。
- 射幸性があり
- 膨大な、継続的プレイ時間が可能であり
- 膨大な費用のつぎ込みが可能である
その上で基本無料のようなプレイ自体の敷居が下がるゲームの台頭。
この状態で、業界を通じて自主規制もしなかった場合は「何らかの社会的な規制は入ってくるんだろうなぁ」っと思ってたが国際的に疾患認定されるとは。
(ゲーム中毒で死亡事故は普通にある事例なので)
テレビとか見ないんで、どのあたりまでメディアが伝えているのかは分からない。
が、今後、考えられる、予想できる最大範囲の影響は「年齢制限」や「広告制限」だと思う。
(ギャンブル中毒やアルコール中毒と、ほぼほぼ同じ要件、と考えれば)
予想一覧
例を挙げるなら
- 13歳未満のオンラインでのゲームプレイ禁止
- ガチャの仕組みを持つゲームは18歳未満のゲームプレイ禁止
- こちらでもお世話になっている「GoogleAdsense」のルールにも「ゲームに関する条件」が加わるかもしれない。
そうなるとメディアの影響も考えられる - そうなるとYoutubeLiveやTwitchでの配信でも規制がかかる可能性も出てくる
施行される前に業界が、規制を厳格に守るように規定して、影響を浅くできれば一番だけど、そういえば、ゲーム業界って自主規制やっても守らないんだったわ。
例えばガチャには業界の自主規制ガイドラインあるけど、守ってる?
守ってる企業の割合ってどのぐらいですかね。(むしろゲームの数)
ていうか、働く中の人すら知らない可能性ありますわね。
CESA:のガイドライン
有料ガチャにおいて、サービス提供会社は下記を遵守する。
【全ガチャアイテム提供割合表示】
提供されるすべてのガチャアイテムの提供割合が分かる表示。
なお理事に連ねるグリーは昨年、ガチャの確率操作が問題になり、炎上した。
その後、WFSに社名変更して現在に至るという、誠意のない行動で再炎上した。
JOGAのガイドライン
有料ガチャにおいてガチャレアアイテムを提供する場合、以下のいずれかを遵守するものとする。
- いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値として算定される金額をいう)の上限は、有料ガチャ1回あたりの課金額の100 倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。
- いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は50,000 円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。
ソシャゲの業界団体(JASGA)
結成後、3年で消滅、CESAに合流
自主規制が団体として統率を持って守られない理由、そのカギは交通渋滞の理屈にある
(事故などの特定要因のない、平時の場合において)
「全員が車間距離と速度を適切に守れば、理屈として渋滞にはならない。しかしその場合、それを守らなかった人間だけが得の総取りである」
ほんとそれ。
しかもゲームは自主規制破ったところで法律上は問題ないわけだからね。
守らない方が覇権取れる。
それに「じゃあ、お前は守れよ」と言われても、「お前が今後、最低5年分の年収を税金考慮有りで保証する」というなら、守るわ。仕事なめんなっ。
最後に:他の業界ってどうなんだろ
海外の事例は全く分からん。
が、業界が社会的影響を考慮しないまま、参加の敷居下げて射幸心煽りまくるとこうなるのは自然な流れなのかも、とは思うわ。
ただ、他の業界とかにもこういう取り決め的な自主規制があるわけですやん。こんな守らないのが一般的なの?割と他の業界知らないから、その辺は不明。